納豆の栄養価

納豆の栄養価


納豆100gあたりにおける栄養成分
エネルギー 191kcal
タンパク質 16.5g
脂質 10g
炭水化物 12.1g
カルシウム 90mg
3.3mg
ビタミンK 870mcg
ビタミンB1 0.07mg
ビタミンB2 0.56mg
食物繊維 6.7g



日本人平均一日当りの栄養所要量
項目 1日当り 納豆100グラム当り
エネルギー 2,000kcal 191kcal
タンパク質 65g 16.5g
カルシウム 650mg 90mg
11mg 3.3mg
ビタミンB1 1.0mg 0.07mg
ビタミンB2 1.1mg 0.56mg
食物繊維 100mg 6.7mg


納豆の主な効用

 動脈硬化の予防
動脈硬化を防ぐはたらきのある大豆サポニンが含まれています。動脈硬化は狭心症、心筋梗塞、 脳梗塞などの成人病の原因になりますから、これからの予防にも効果が期待されます。
 
 高血圧の改善
納豆は大豆を稲ワラなどに介在する納豆菌で発酵させて作られ、発酵させることで納豆ならではの「ナットウキナーゼ」という酵素が生まれます。
「ナットウキナーゼ」は体内の血液が固まるのを防ぎ、更に血栓を溶かす酵素を活性させ血液をサラサラにしてくれるので、動脈硬化の予防や高血圧の改善など生活習慣病を防ぎます。 
 
 胃潰瘍・胃炎
納豆菌そのものの効用は、乳酸菌よりも強く長く腸内の腐敗菌を抑え込む整腸作用があります。
また、消化吸収も良く、胃の粘膜を保護する働きもありますので、胃炎や胃潰瘍の予防には最適です。
 
 骨粗しょう症
成長を助けるビタミンB2は、煮豆の6倍に。納豆菌の作り出すビタミンK2は、骨を丈夫にして骨粗しょう症を予防します。納豆はビタミンK2が、他の発酵食品の数百倍も含まれている。
   
 美肌・美容
美しくあるためには、まず健康でなくてはなりません。貧血気味の人が多い現代女性にとって、造血のための鉄分やミネラル、良質のタンパク質やビタミンを含む納豆は、まさにうってつけの食品です。また、納豆は大豆よりもビタミンB群が多くなっているので美肌の効果も発揮し、細胞の働きを活発にするので、日本の女性が、きめ細かい肌といわれるのはこのためなのです。
 
 疲労回復
納豆には「ムチン」という成分が含まれており、 これにはたんぱく質を効率的に吸収させる働きがあるため、 新陳代謝や細胞の増殖機能を促進させ、基礎体力を強化し、 虚弱体質改善・疲労回復にも良い影響をもたらします。
 
 ガン
大豆にはガンを防ぐミネラルであるセレンがありますし、食物繊維は腸内の老廃物の排泄を助けますから、大腸ガンの予防に有効だと言われています。また、大豆そのものだけでなく、納豆菌そのものに制ガン作用がある、というレポートもあります。